ヤマハ船外機の水抜き方法

T様「タコメーターに  "Fuel in water"  って出てるんやけどどうしたらいいけ~??」

JOY「こんな要領で対処お願いしま~す」

 

*タコメーターはヤマハ船外機フユーエルインジェクション対応角形コマンドリンクメーターです*


まず・・燃料フィルターの場所を探します。


燃料ふぃるたーを緩める前に水入りセンサーのカプラーを外して配線をフリーにします。そうしないと ”とぐろ” を巻いて断線の危険があります。


片手でか~~るく 外せます。


フィルターを外します。少し力は必要ですが手の力で回せます。


中には紙フィルターと水検知センサーが入っています。


あらら・・想定通り・・

ボールペンのペン先の上がガソリン、ボールペンのペン先のしたが水です。


取付は慎重にOリングがずれないように・・


最後に水入りセンサーのカプラーもしっかり差し込みます。


あんなに水が入っていたということは・・・

ベーパーセパレータ(燃料に高圧をかけて電気信号でインジェクタを開いて燃焼室に噴射します。その燃料に圧力をかける部屋です。)内にも水の侵入が考えられるので・・


インテークマニホールドの奥に

プラスのスクリューがあります。


緩めてみましたが

幸い、水は出てきません。ラッキー!!


となると燃料タンクとエンジンの間についている燃料フィルターの中も怪しい・・

 


こちらは手では緩みませんので工具を使いばらします。

あれれ??きれいだぞ!!水はありません。ということはこの形の燃料フィルターには水分離機能はないということかな??ごみのろ過機能だけのフィルターかな??

さておき水はすべて抜き切ったからスクイズポンプ(手の握力の力でぷよぷよする昔ながらの超近代兵器)で燃料を送っておこう!!

 

 


あらりゃ~~~

ゴムがひび割れてガソリンが泡吹いてる!!

Tさんどうします?ポンプの交換か!船ごと新艇YFR24に交換か!!倍返しだ!!