8月某日 TEL
新潟県のK様「できる~??ボルボの船内外機を外してヤマハの船外機への改造」
JOY「できますよ~~。でも3ケ月から6ケ月くらいの納期いただきますよ~」
K様「わかった!!!やってくれ!!!」
8月某日、新潟県某所から工場へ搬入
1ケ月経ち・・・2ケ月が過ぎ・・・
ただただ飾ってある状態が2ケ月・・・
k様「そろそろ少し触ったのですか~」
JOY「まだ手付かず・・・・」
k様「・・・・・」
10月に入りようやく作業開始です。
ドライブ外しからですね。。
次はエンジンを下ろします!!
エンジンを下ろした後のエンジンルームはオイルやらカーボンやら・・
ひどい状態ですのできれいにシンナーでふきます。
エンジンとドライブが外されたので
船外機用のモーターウエルの切込みの下書きをします。
これは搭載船外機のトランサム長さでシビアな寸法が必要です。
今回はヤマハ150馬力船外機トランサム長さは643mmなのでOOOmm(企業秘密。笑)でカットします。
切り取った状態。後方より
切り取った状態。船内側より
今回は燃料はガソリンなので、軽油が入っていた燃料タンクは軽油を抜き、さらに側面よりタンクを切り抜き軽油と長年の軽油ヘドロをタオルできれいにふき取ります。
軽油を1滴も残さないように手を突っ込みガソリンをしみこませたタオルで側面もふき取ります。ガソリンに軽油が混じるとデトネーション現象が起こり異常燃焼でピストンが焼け落ちるのです。
FRPをとにかく張ります!!
まだまだ張ります。小型船舶検査機構へ提出した構造変更申請図面の通りに厚みと強度を計算し。。。・・・とにかくFRPを張ります!!
張りまくったら完成したモーターウエルにゲルコートで塗装をします。
ここまでくれば、後は一般的な換装作業と同じです。
エンジンを用意します。
エンジンインストール
油圧操舵機、コマンドリンクハーネス、燃料ホース、メインハーネス、コントロールケーブルを接続します。
いよいよ陸上試運転です。
問題がなさそうなので海上試運転の開始です。
まるで処女航海の気分です。
十分な暖気運転の後で・・・徐々にスロットルを開けていきます!!
緊張!!
出ました!!35ノット
ボルボデーゼル船内外機22ノットからヤマハ船外機F150 搭載で35ノットオーバーです!!!
注:改造後の海上試運転はJCIの各種申請ののちに行っています。違法改造では運航できません。